私たちについて
私たち福岡市訪問看護ステーション連絡協議会は、
平成6年に、福岡市内の訪問看護ステーションの有志で結成されました。
まだ福岡市内に訪問看護ステーションが少ないなかで、
定期的に集まり、訪問看護事業の運営の相談や、勉強会の開催などを通じて、
訪問看護に従事するもの同士の横のつながりを育んでまいりました。
また、「福岡市地域包括ケアシステム推進会議」において専門部会内の医療部会にも委員として当連絡協議会顧問の平野氏が参加しております。
現在では、福岡市内に850か所程の訪問看護ステーション(令和5年5月時点)があります。
わが国では、少子高齢化に伴い、これから2040年までの約15年ほどの間に現役人口(20歳‐64歳)が1000万人減少しますが、75歳以上人口は増え続けることが予測されています。国は地域包括ケアシステムという高齢者が住み慣れた地域で暮らせる仕組み作りを促進しています。また、酸素や胃ろうなどの医療が必要なお子さん(医療的ケア児)、身体障がい者や精神障がい者の方々にも地域・在宅で暮らす方が増えています。その中で、訪問看護に期待される役割は大きく、老いや障がい、医療的なケアがあっても住み慣れた地域で安心して暮らすことができる支援、また最期の時まで過ごせる支援を行っています。
社会のニーズに合わせ訪問看護ステーションは急増していますが、スタッフが5名以下という小さな事業所も多く、安定した事業所運営ができるように市内の事業所同士で情報共有や連携を図るのが、この福岡市訪問看護ステーション連絡協議会です。コロナなどのパンデミックや災害時にも、訪問看護のご利用者様や地域住民の安全を守ることに寄与できるよう協議会内でも様々な取り組みを行っています。
地域の方々が、住み慣れた地域で安心して過ごせるように、今後も活動してまいります。